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[子供服・子供用品販売ショップ] 買い物カゴ設置状況調査
インターネットが普及すると共に、ネットショップも簡単・便利にお買い物ができるようになってきました。買い物カゴ機能(ショッピングカート)もそ の一つです。お客様の購入時の手間を少しでも軽くし、プログラムによってはリアルタイムに在庫の確認も出来る・・・利用者にとってもショップにとっても便 利な買い物カゴ。現時点での COCO-Ranking 登録ショップの普及率を調べてみました。対象は【キッズ・ベビーウェア部門】と【ショップオリジナル・手作り子供服部門】で、各ジャンルから100サイト(合計200サイト)を選びました。
※【キッズ・ベビーウェア】部門に登録されている手作りショップ及びリサイクルをメインにしているショップは省いています。また【ショップオリジナル・手作り】部門に登録されている手作り雑貨系のサイトも省いています。
上のグラフを見て頂くと分かりますが、2つのジャンルでは買い物カゴの利用状況に大きな違いが出ました。 【キッズ・ベビーウェア部門】に登録のショップは100点以上の商品を販売しているところも珍しくなく、多種多様な商品を販売する場合は、在庫管理も大変です。買い物カゴ(ショッピングカート)のシステムを使えば、お客様の注文に応じて 自動的に在庫数を減らし、売切れると 自動的に売切れ表示 を出してくれます。(システムによりますが) もし、これらを一人で全て手作業で行うとしたら大変な時間を費やすことになると思われます。 昔は買い物カゴのシステムも高額でしたが、現在はフリーのプログラムや毎月低額で借りられるシステムもあり、キッズ・ベビーウェア部門での普及率は 約75% と高い数値になりました。
ただし、実店舗とネットショップを併設 している場合は、同一の商品を両方で紹介していることもあり、ネットショップの在庫表示と実際の在庫に違いが生じる懸念もあるので、そういった際の対処方法(HP上での留意事項記載・カートシステムの自動返信メールだけに頼らず在庫確認後に最終確認メールを送る・在庫チェックの頻度・売り切り商品もしくは再入荷可能商品なのかの提示 等)を明確にしておくことは、お客様との信頼関係を築く上で必要だと思います。
【ショップオリジナル・手作り子供服部門】の買い物カゴの普及率は 30% 程度で、メールで注文を受け付けるショップが 50% を超えました。COCO-Ranking 登録ショップは個人での販売・運営が多くを占めており、販売商品数もそれほど多くなく、注文を受けてから製作をするショップも多々あるので、このような結果になったと思われます。
[子供服・子供用品販売ショップ] 買い物カゴ設置状況調査 総 評
当サイト管理人の考えとしては、ネットショップにショッピングカートは必要だと思います。お客様も徐々に便利で簡単な買い物を覚えると、商品番号や商品名をメールに書いて申し込むというのは、購入商品数が少ない場合は気にならないでしょうが、何点も注文するとなると億劫になってしまい購入を見合わせてしまう可能性もあるからです。
ショッピングカートは お客様にとっての利便性 もありますが、ショップ運営の負担を軽くしてくれる機能 がある点ももちろん魅力です。ポイントを自動発行するもの、お届け地域や商品の重さによって自動的に送料を表示するもの、カード会社との契約で簡単に決済 出来るシステム、SSL対応のものなど。本来のカゴ・レジの機能以外にもたくさんの便利な機能があるシステムも多いので、それらの便利機能は上手に使って いきたいものです。
ネットショップは簡単・気軽にオープンできますが、運営の継続は容易なものではありません。自動で出来ることは自動でさせ、その分、売れ筋商品を調べて仕入を行ったり、商品撮影などに力を注いだ方が結果的に長続きすると思います。 ネット上にはカートCGIもたくさん出回っています。もしCGIを自分でアップすることが出来るのであれば、それを利用するのもいいかもしれません。フリーのシンプルなCGIから2~3万円の本格的なCGIも出回っています。
プログラムの設置が苦手(又は初めて)な場合、最初からショッピングカート機能がついているレンタルサーバの利用もおススメです。(人気のロリポップやFC2無料ショッピングカートなどがありますね)
2009年になり、改めてショップオリジナル・手作り子供服部門の 登録ショップのショッピングカート利用調査をしましたところ、かなり普及していましたね。特に新規に手作りショップをオープンするショップの利用率が高 かったです。これはショップオーナー自身もネットショッピングをし、カート利用が当たり前だと感じてるのかもしれませんね。
[注意]
こちらの情報は当サイトオープン時の調査データとなります。2014年現在、各レンタルサーバーなどが無料で買い物カゴシステムを提供してくれるところも多くなり、当時と状況はかなり変わってきていることが容易に想像できます。こちらにつきましても、改めて調査を行いたいと考えております。