- Home
- ショップ運営実態調査
- 子供服・子供用品販売ショップ配送方法調査
こちらでは COCO-Ranking 登録ショップの配送方法について調べた結果をお伝え致します。対象は【キッズ・ベビーウェア部門】と【ショップオリジナル・手作り子供服部門】から各100サイト(合計200サイト)を選びました。
【キッズ・ベビーウェア部門】 配送方法順位 |
||
1位 | ゆうパック | 66 |
2位 | 定形外郵便 | 55 |
3位 | 佐川急便 | 44 |
4位 | レターパック | 39 |
5位 | ヤマト運輸 | 19 |
6位 | クロネコメール便 | 13 |
7位 | 飛脚メール便 | 17 |
8位 | 西武運輸 | 6 |
9位 | 日通ペリカン便 | 2 |
9位 | 西濃運輸 | 2 |
単位:店舗 / 重複該当 有
※キッズ・ベビーウェア部門に登録されている手作りショップ及びリサイクルをメインにしているショップは省いています。
上記の通り、郵便局での発送 がかなりの割合を占めました。定形外郵便につきましては通常発送の他に、代引き、配達記録郵便での取扱のショップも比較的多くありましたが、定形外郵便のリスクを説明せずに「定形外郵便の送料無料」や「基本は定形外郵便」としているショップ もありました。 紛失等の郵便事故が起こった場合はどう責任を取るのでしょうか。「今まで一度も問題ないから」という考えのショップもあると思いますが、何かが起こってか らでは遅いので、何かしら注意事項として記載した方が良いのではないでしょうか。楽天市場などに出店しているショップの中でも、「定形外郵便なら送料無 料!」とアピールしているショップも見かけますが、ちょっと怖いですね。
レターパック(510円と360円)で全国どこでも送れる魅力から、利用ショップも増えております。特に開業間もない個人ショップの場合、発送の実績も少ないことか ら、なかなか民間の運送会社に「安く発送する契約」を申し込むことはできないので、レターパックの登場はそれらのショップにも支持されてますね。
民間では 佐川急便 での発送が今回調査した100件のショップの半数近くで採用されているのには驚きました。昔は「法人は佐川急便、個人はクロネコ」のような感じだったと思いますが、今回の調査では逆転したような印象があります。個人ショップでも佐川急便の e-コレクトサービス などを使用することができるのも、利用者拡大に繋がったのかもしれませんね。
クロネコメール便 はコンビニなどでも集荷出来るようになり、これからシェア拡大の可能性がありますね。飛脚メール便 は利用しているショップなどで調べてみますと、到着までにかなり日数が掛かるような場合もあるようです。日通の ペリカン便 はCMなども良く流れていて、利用ショップがもう少し多くてもおかしくないのですが、今回の調査では僅か2ショップのみの利用となっておりました。
【ショップオリジナル・手作り部門】 配送方法順位 |
||
1位 | ゆうパック | 78 |
2位 | 定形外郵便 | 71 |
3位 | レターパック | 21 |
4位 | ヤマト運輸 | 11 |
5位 | 佐川急便 | 7 |
6位 | クロネコメール便 | 6 |
7位 | 飛脚メール便 | 2 |
単位:店舗 / 重複該当 有
※ショップオリジナル・手作り子供服部門に登録されている手作り雑貨系のサイトは省いています
ショップオリジナル・手作り子供服部門 登録ショップも、基本はゆうパックなど 郵便局利用がメイン との結果が出ました。手作りの商品なので毎日(毎月)一定量を出荷するということが難しい為に、民間の宅配便と契約するより ゆうパック などを利用されているショップが多いのではないかと思います。こちらでも民間は 佐川急便 と クロネコヤマト が他の配送業者を一歩リードしている印象があります。
[参考リンク]
ゆうパック
正式名称は一般小包郵便物。全国どこでも翌日または翌々日に配達。大きさは、長さ・幅・厚さの合計が1.7m以内。重さは30kgまで。各種サービス、割引特典などもある。通常は民間の宅配便を利用しているショップも、沖縄や一部離島などへの発送はゆうパックで行うところも多数ある。
定形外郵便
第一種郵便物。【長さ14~23.5cm、幅9~12cmの長方形、厚さが1cmまで、重さ50g以内】以外のもの。(【】内の決まりが満たされるものは定形郵便と言う)250g~500g以内なら390円で発送が可能。送料安さで、ゆうパック同様人気のある発送方法の一つ。ただ、郵便事故などがあっても損害賠償の対象にはなっていない。不安な場合は210円で配達記録郵便として送ることもできる。また、定形外郵便+代引きでの発送をしているショップも増えてきた。 余談だが、定[形]外郵便を 定[型]外 と誤った記述をしているショップも意外と多い。
レターパック
郵便局のサービス。サービス開始時はEXPACK(エクスパック)として発売。正式名称は定形小包郵便物。ワンコイン小包がウリでしたが、現在は2種類(レターパックプラス(510円)とレターパックライト(360円))がある。利用するショップも増加中。一部の地域を除き、全国翌日配達でお客様に手渡し、追跡サービスも利用可能。
左側は国土交通省発表の平成15年度のトラック輸送による宅配便取扱個数順リンク。右側は平成19年度の宅配便取扱個数順にです。※平成15年の西武運輸はランク外でしたが、当ランキングサイトに登録されている複数のショップが利用しているため掲載しました。
平成15年度 平成19年度
01位 ヤマト運輸(宅急便) →→→→→ ヤマト運輸(宅急便)
02位 佐川急便(佐川急便)→→→→→→佐川急便(佐川急便)
03位 日本通運(ペリカン便)→→→→→ 日本通運(ペリカン便)
04位 福山通運(フクツー宅配便)→→→ 郵便事業株式会社(ゆうパック)
05位 西濃運輸(カンガルー便) 福山通運(フクツー宅配便)
06位 名鉄運輸(名鉄宅配便) 西濃運輸(カンガルー便)
07位 中越運送(中越宅急便) トナミ運輸(ふるさと特急便・パンサー宅配便)
08位 トナミ運輸(パンサー宅配便) 名鉄運輸(名鉄宅配便)
09位 岡山県貨物運送(ハート宅配便) 岡山県貨物運送(ハート宅配便)
10位 第一貨物(第一貨物宅配便) 中越運送(中越宅急便)
・・位 西武運輸(西武宅配便)
平成24年度をみますと、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便(ゆうパック)、西濃運輸、福山通運という順位になっています。
[子供服・子供用品販売ショップ] 配送方法調査 総 評
COCO-Ranking への登録ショップは個人運営も多いことから、郵便局 を利用するショップが多いと思われます。佐川急便とヤマト運輸の利用差はサービスの差なのでしょうか。それとも担当地域のSD(セールスドライバー)の営業力の差なのでしょうか。良い意味で運送会社が競争し、より利用しやすくなることは個人ショップにも有難いことです。
メール便などはまだ色々な問題があるようですが、低価格の配送料金 には魅力を感じるところですね。
運送会社によって配達時間の指定が出来ないところ、配達出来ない地域などがあるようなので、利用する前の確認は十分にした方が良いようです。また、宅配業者と 運賃の値下げ交渉 ができるかどうかも重要です。商品価格が安くても配達料金が高いと、商品価格のお得感が薄れてしまいますからね。
[ご注意]
こちらの情報は当サイトオープン時の調査データとなります。2014年現在も大きな流れは変わりませんが、当時は日本通運のペリカン便などがありましたが、現在はゆうパックと一緒になっております。改めて調査しようと思っております。